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abさんご〈やわらかい檻〉#1 [abさんご]

abさんご〈やわらかい檻〉あらすじ

夏がきて、
部屋の中に
蚊帳を吊るすのは
楽しいお祭りだった。
早い内から入っては、
優しくたわんだ
その下で、
親子ふたり
じゃれあってしまうのだった。

そうして
夏が過ぎるころ。
そのたわみのあとに
あらわれる、
眺め馴染んだ
天井の木目を数えるのも、
静かな安らぎだった。

秋となれば、
掛替えられた掛け軸の、
小さな金の文字を、
幼い主人公は、
自然と書き写しもした。

引越して
このかた、
親子ふたりの
夏から秋への習慣が、
十一年目となった夏、
よもや
これが最後とは
その夏も
思いつかれもしなかった。

--もどって読む--
--つづきを読む--
 
(この章にでてくる言い回しとか)
へやの中のへやのようなやわらかい檻 → 蚊帳
かゆみをもたらす小虫 → 蚊
仰臥(ぎょうが) → あおむけに寝ること
にわかにもやが晴れ、かど角が澄んでしまう → 蚊帳が外され天井や部屋の四隅が良く見える様子?

・コラム:やわらかい檻のせつなさ!


・あらすじを最初から読むなら!
・この人今はいくつなの?How old are they?
・これは誰なんですか?呼び名七変化~主人公の父編主人公編家事係編

どうぞ蚊帳の中へ―21世紀によみがえる不思議空間

タグ:あらすじ
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